夕学クロシング

「個客創造」のクロシング

市場成熟化、嗜好の多様化により顧客の維持・拡大は一層困難になっています。従来にとらわれない顧客分析が必要と言う清水教授、人の無意識に注目しヒット作を出す川村氏、競争のかわし方を分析する重要性を説く山田教授から個・顧客の射止め方を学びます。

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SNSの拡がりによってもたらされた変化とこれから

市場成熟化、嗜好の多様化、さらにはスマフォやSNSの普及により、顧客の維持・拡大は一層困難になっています。従来にとらわれない顧客分析が必要と言う清水教授、人の無意識に注目しヒット作を出す川村氏、競争のかわし方を分析する重要性を説く山田教授の3名の講演を通じて、個・顧客の射止め方について考えました。

◆感想と発見より
清水教授の講演には、「旬な話題である顧客マーケティングを体系的に整理されて良かった」「自社ブランドしか買っていない人はかならずしも優良顧客でないというのは意外」と。川村さんには「前もってわかっていることをしているようでは足りない」「無意識の世界の存在を信じながらアンテナを向けて受信感度を高めていってみよう」と。そして、山田教授には「理論と多数の実例で示されてとても説得力があった。」「競争しない戦略は、成長が限界を迎えた現代では非常に重要な戦略」といった感想をお寄せいただく一方、顧客の多様化とコミュニケーション手段の多さ、複雑さから「一筋縄ではいかない」「継続が難しい」と私たちが実践する上での難しさも共有いたしました。

◆創発のディスカッションとリフレクションより
創発のディスカッションでは敢えて目線を身近に移して、「私のSNS活用方法 -私、こんな風にSNS使っています-」をテーマに議論しました。トレンドキャッチや、リアルタイムの情報源、「つながり」や「分析」のツールとしてなど、皆さまそれぞれにSNSを使い分けされている現状について共有するとともに、具体的な活用方法や今後の可能性の話から派生して、「SNSで自身の心を開いていると、ロイヤリティが高まる」「利用者が使い方を「発明」できる余地を残しているところがいいのかも」、「ビジネスを仕掛ける側と動かされる側の境目が無くなっている」と、皆さんの関心の高さを示すように多様な角度から様々な気づきを得られた11月でした。(ファシリテーター鈴木)

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