夕学クロシング

プリンシプルをめぐるクロシング(2016年10月)

中年の星と謳われた二百勝投手 山本昌氏。日本ラグビー大躍進を支えたメンタルコーチ 荒木香織氏。予約殺到のクルーズトレイン「ななつ星in九州」の生み親 唐池恒二会長。スポーツと経営の世界で「まさか!」を実現してみせた三人が語る原理・原則に迫ります。

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進むための「持論」

10月は題材としてJR九州の経営者、プロ野球選手、ラグビー日本代表メンタルコーチと様々な組織・立場の講師を選びました。共通点があるとすればいずれもその出発時点でおかれた環境がけっして順風満帆ではなかったということでしょうか。置かれた状況を悲観することなく信じて進まれた道はそれぞれ違いますが、大きな成果を上げたあとに振り返ってみると語るに足る軸をあります。それぞれの講師と自分の経験とを交差させるときに浮き出てくる重なりやずれは、自分の「持論」を磨く砥石にできるでしょう。

◆山本昌さんの「継続する心」の感想から
・途切れることなく継続する力が、チャンスをつかみ、本当の実力となって人生を決める節目を作っていく。
・1億円プレイヤーとなってからも、ラジコン少年が学んで成長していく姿に、自分はこんなに一生懸命野球をしているか?と反省。

◆唐池恒二さんの「夢見る力が『氣』をつくる」の感想から
・「気」を呼び込む5つの法則は、サービス業に限らずどんな業種・職種の組織にも当てはまる普遍的な法則。
・「氣」は人にも組織にもモノにも、いたるところに宿るように感じた。そして「氣」が人の感動・感激をよぶというところに共感。

◆荒木香織さんの「ラグビー日本代表チームを変えたメンタルトレーニング」の感想から・目標を立てるときは、反射的な意思決定で思考停止しないよう、自分の内の思考の動きや言葉の微差に注意を払う。
・「頑張ります」にはなんの意味もなく、目標を達成するための過程を考えることに意味がある。

◆10/12(水)発見のディスカッションから
・3氏ともに、誰のために仕事をしてるかが明確でぶれがない。それがモチベーションだったり、気だったり、その行動のねっこになっている。
・唐池さんと山本さんが「緊張感」、山本さんと荒木さんが「ルーティーン」、荒木さんと唐池さんが「身近な目標」と共通の言葉がでてきたのが興味深かった。

◆10/19(水)創発のディスカッションから
今月のテーマで使った「プリンシプル」という言葉を、この日の議論では一人一人が軸としている「持論」と言い換えてスタートしました。
・今日はこういうことを学んだ、気づけた、など、成長を実感するとやる気がでる。クロシングでのやりとりもやる気を引き起こすガソリンのようなものかもしれない。
・やっぱり私は「好き」でなければよい仕事ができないし続かないと思う。

◆リフレクション
クロシングのディスカッションは、参加者各自が気づきを重ね、考え、自分の答えを創りだす場です。ご自身が参加や視聴をした範囲で、皆さんのリフレクションを綴っていただければと思います。(引き続きリフレクションコメントは書き込んでいただけます。)(ファシリテーター本間)

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