夕学クロシング

「未来投資」のクロシング

未来は過去と現在の決断の連続により作られる。未来のために今できることは何か。人や社会の可能性に投資し続ける藤野氏、サイエンス一辺倒の経営では未来に価値あるものは残せないと語る山口氏、自ら変化し続ける大切さを説く藤原氏より未来を切り開く投資を伺う。

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私たちの「未来投資」、続けるために必要なもの

未来は過去と現在の決断の連続により作られます。未来のために今できることは何か。人や社会の可能性に投資し続ける藤野氏、サイエンス一辺倒の経営では未来に価値あるものは残せないと語る山口氏、自ら変化し続ける大切さを説く藤原氏の3講演を通じて、未来を切り開く投資の在り方について考えました。

◆感想と発見より
藤野氏の講演に対しては、「投資のお話と思いきや、人が創る経済の基本ともいうべき話が聞けた」「可能性に投資するという切り口は、投資に対するものの見方を大きく変えてくれた」、「伸びる会社の条件が“なるほど”と思わせてくれた」と。山口氏の講演に対しては、「『近視眼的優等生が世の中を悪くする』などの視点に大きく頷いた」、「自分なりの考え方・視点・基準を持つこと、流されないこと、が大切」と。藤原氏の講演に対しては、「自分への投資、人とのつながりへの投資が人生では大事」「クロシング講演の中でもベスト3に入る講演」と。3講演に対しては、「日々の生きる態度そのものに繋がる内容だった」「大きな変化の中で何を大切にするか考えさせられた」「苦悩する日本の打開策、まさに正解のない問いのヒントがあった」といったコメントをお寄せいただきました。

◆創発のディスカッションとリフレクションより
創発では前回議論に引き続き「未来投資」をテーマに考えました。未来投資に求められるものとしては「想像力」や「未来への期待」、「投資効果を1つに限定しない視点」に加え、藤野氏の言葉から「好奇心と行動量の豊富さ」といったコメントに共感の声が集まりました。また、「未来投資の障害となる自分や周りに生じるネガティブな感情には、デザイン思考やマインドフルネスの考え方が役立てるのでは?」、「継続するためには、目的化しないこと、失敗も含めて前向きに楽観的に取り組む姿勢が大切」。さらには、佐山氏の講演にあった「10年先の未来から観たら今が10年前」より自らの見方次第でいかようにも捉えられると、様々な角度から寄せられる気づきを通じて、この2月のクロシングのディスカッション自体にも「未来投資」を大いに感じる意義深いディスカッションとなりました。(ファシリテーター鈴木)

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