夕学クロシング

伸ばし、展ばすクロシング

成熟社会の企業経営は、「資源」の活用能力が問われる。これまで見過ごしてきたものの中から原石を見つけ出し、伸長展開できるかどうか。戦略論の大家 楠木健教授。ネスレ日本を率いる高岡社長。地方バス会社を再建した冨山氏。理論と実践、三者の講義から成熟社会の企業経営について考える。

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クオリティ企業の日陰戦略

成熟経済のもと長く儲けるための競争戦略の理論とその実践例。楠木教授、高岡氏、冨山氏の前向きで力強い3講演から、クオリティ企業、日陰戦略について皆さんと考えました。

◆感想と発見より
「オポチュニティとクオリティ、わかりやすい区分でした」そんな楠木教授講演を中心とした3講演。「日本はクオリティ企業に向いている」「マスの時代から個の時代にシフトしていることが実感してきました」「日向に隣あわせの日陰」「地方のみならず都会でも実現可能であることが私の学びです」といった感想が寄せられました。

◆創発のディスカッションとリフレクションより
クオリティ企業の日陰戦略は魅力的です。が、当時者としては難しい、勇気がいるなど素直な思いも。皆さんと具体例をあげ、クオリティ企業の日陰戦略とはどういうことなのか、を考えました。「真っ暗な日陰、闇」ゆえ「見つけにくい難しさ」「やってみないとわからない側面はある」「自らの視点からものごとの本質を洞察することでは」など創発を感じたディスカッションでした。（ファシリテーター湯川）

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