夕学クロシング

アートと現場のクロシング(2016年4月)

芸術と経営。目的は異なっても、価値の源泉を見極めようとする真摯な姿勢には共通点があります。NY在住の日本画家千住博氏の芸術観。現場にこだわる実践派経営学者、遠藤功氏の企業論。ネスレ日本、高岡会長の経営論。交差点を探してみましょう。

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日常の美、積み重ねる微差

4月は、芸術とビジネスの交差空間を舞台に、発見と創発をディスカッションで試みました。様子のご紹介に印象に残ったコメントをいくつか紹介引用します。
芸術的思考によって見出す日常の美も、ビジネス行動で積み重ねる微差も、ともに人の営みです。講師が語った三者三様の気づきと築きは、何も特別なことではないのかもしれません。私も直ぐに始められることなのではないかと思いました。(ファシリテーター本間)

◆千住博氏「芸術的思考とは何か」の感想
・文明や歴史、幅広い世界と視点で物事を考えることで、物事の本質が見えてくる
・物の捉え方にここまで違いがあるとは思いもしませんでした
◆遠藤功氏「現場力を鍛える」の感想
・微差にこだわり、制約を糧にする
・プロデユーサーとして現場が活躍できる機会・舞台を用意するリーダー
◆高岡浩三氏「成熟先進国におけるビジネスモデルイノベーション」の感想
・トップ・パフォーマが必ずしもイノベーティブとは限らない
・金銭以外の報酬(賞賛)や貢献の動機づけで富の考え方を考えさせられた

◆4/13(水)発見のライブ・ディスカッション・4/20(水)創発のディスカッション
自己紹介と講演の感想から発見のディスカッションを始めました。そこででてきた「微差」「自律分散はめんどくさい」「問題がオポチュニティになる」を入口に、創発のディスカッションをしました。
・「発見は日常の中に埋め込まれている」
・「物事を早く処理しようとして目の前の変化に気づいていない自分」に気づいた
・「要素同士が関係することによって、今までにない“何か”が出現する」のでは
・「微差を積み上げていくと周辺の人を自然と巻き込めるのではないか」

◆リフレクション
ディスカッションにまとめや結論はありません。各自が気づきを重ね、考を続けることが大事だと思います。リフレクションも各自それぞれのものです。ご自身が参加や視聴をした範囲で結構です、皆さんのリフレクションを綴っていただければと思います。(引き続きリフレクションコメントは書き込んでいただけます。)

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