夕学クロシング

「思考深化」のクロシング

人は言葉を用いて思考を深める唯一の生き物である。思考を深めるためにどう言葉と向き合うか。心に残るコピーを生み出し続ける梅田氏、孫正義氏よりプレゼン能力を認められた書家 前田氏、国や宗教を越えて禅の教えを伝える松山氏より思考の深め方を伺う。

Description

思考の深める大切さとその方法(T字型思考法の実践)

人は言葉を用いて思考を深めることができる唯一の生き物です。思考を深めるためにどう言葉と向き合うべきなのでしょうか。心に残るコピーを生み出し続ける梅田氏、孫正義氏よりプレゼン能力を認められた書家 前田氏、国や宗教を越えて禅の教えを伝える松山氏の3講演より思考の深め方に向き合ってみました。

◆感想と発見より
梅田氏の講演に対しては、「思い浮かんだ言葉を大切にしつつ、T字型思考で解像度を増す方法に感心した」「考えを掘り下げるだけでなく一旦広げるプロセスが必要と気付かされた」「『言葉は思考の上澄み』であり、大切なものは内容と再確認した」と。前田氏の講演に対しては、「人に物事を伝えるための 念いの重みを感じた」「1年前のクロシングでは伝える観点で見ていたが、今回、思考する観点で見ると少し気づきが変わった」と。松山氏の講演に対しては、、「今ある最高のものを残していく努力を続ける」ことは大事」「見極める力が大切なんだな」と。3講演に対しては、「何を(What)どう(How)伝えるのか、という観点でまさにクロスする3講演」「同じことをいろいろな方向から具体的に考えることで、理解が深まる」「わかってないことに気づく(じぶんと向き合う)ことが相手に伝わる言葉の出発点」「ディスカッションにより思考深化されて脳のシナプスがつながる快感を感じた」「同じ講演でもこんなにも印象が変わるとは、クロシングの面白さを追体験できた」といったコメントをお寄せいただきました。

◆創発のディスカッションとリフレクションより
創発では梅田さんのお話が、前田さん、松山さんの講演にも繋がり、理解が深まった、とのご感想を受けて、日頃実践することが難しい「T字型思考法」を体験いただく中での気づきをお寄せいただきました。皆さんからは「言葉にするのは勇気が要りますね」「Tの3方向の区別がわからなくなり、グルグル回るO字型思考になってしまった」という戸惑いの声も、また、自分で書き出してみて想いが深まった方や思ってもない結論に驚いた方までも。プロセスは多様でしたが、皆さんのT字型思考法の体験からはそれぞれの念いがよく伝わってきて、T字型思考法から考えを深める意義、さらには思考を深めることの大切さを改めて感じられた12月のクロシングでした。
(ファシリテーター鈴木)

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