夕学クロシング

生きると儲けるのクロシング(2016年9月)

組織・人事の第一人者の野田稔教授は、大企業のミドルに、地方・中堅中小企業の経営幹部への転身を促します。経営戦略論の大家 山田英夫教授は、積極的な非競争戦略こそ企業の利益率向上の鍵だと説きます。個人・企業・社会、三つの世界の狭間で新たな道を考えます。

Description

個人と組織。織りなす戦略

9月は、個人も組織という一見異なる2つの主語で、一方に軸足を定めて学びを深めた方もいれば、これらを「自分のこと」としてあわせて思考の交差に挑んだ方もいらっしゃいました。ファシリテーターとしては「個人」(Personal)と「会社」(Company)の議論の糸をより合わせながらの進行を試みました。その中でさらなる学びの発展についてのコメントも出てきました。印象に残ったコメントを紹介引用します。

◆野田稔教授の「組織人材から”社会人材”へ」の感想から
・社会人材となることを六十代以降の目標に据え、前倒しにどう準備すべきか考えることが大事だと言われていたのが印象的。
・2つのCan 子供頃に夢中になったことと社会人になって身につけたことを分けて考えるのはいいアイディア。

◆山田英夫教授の「競争しない競争戦略 積極的な非競争のすすめ」の感想から
・古今東西、古くからある「競争しない戦略」の多さに改めて気づかされました。
・ニッチ戦略や不協和戦略による棲み分けは、戦略的かつ継続的に行うことが大切だと気づかされました。

◆9/14(水)発見のディスカッションから
・当初、今回の二つのご講演は方向性が違うのかと思いましたが、それぞれ【自分ブランド】をどう確立するかという共通点があるなと思いました。
・50代からでも能動的に活動できる、柔軟な発想や驚き、発見を刺激にもうひと踏ん張りしたいと思います。

◆9/21(水)創発のディスカッションから
「個人」(Personal)と「会社」(Company)の議論の糸をより合わせながらの進行を試みました。その中で、さらなる学びの発展についてのコメントも出てきました。
・関係者をどう引き付けるかといった魅力は一種の戦略かも知れません。リーダーシップの話も聴きたくなりました。
・リーダー企業がさらにシェアを伸ばすのは難しいこと。今度はそのような講演も是非聞いてみたくなりました。

◆リフレクション
クロシングのディスカッションは、参加者各自が気づきを重ね、考え、自分の答えを創りだす場です。ご自身が参加や視聴をした範囲で、皆さんのリフレクションを綴っていただければと思います。(ファシリテーター本間)

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