夕学クロシング

グローバルとローカルのクロシング(2016年7月)

世界で通用するのか。地方を元気にできるか。日本が直面する二つの問題に通底する処方箋はあるのでしょうか。企業経営ナレッジを地方で活かす冨山和彦氏、東大大学院卒の禅僧松山大耕師、NY在住の日本画家千住博氏、三者のクロシングから探してみます。

Description

ズームイン・ズームアウトする眼鏡

7月のテーマは「グローバルとローカルのクロシング」でした。
企業経営ナレッジを地方で活かす冨山和彦氏、東大大学院卒の禅僧 松山大耕師、NY在住の日本画家 千住博氏。ビジネス、宗教、芸術の領域で活躍する3名の講演を題材にしました。

ローカルとグローバルの両方の視野の間をズームイン・ズームアウトするリズムは講師ごとに独特のものでした。領域はさまざまでありながら、いずれもコミュニケーション、科学、土地・地域といった観点に言及されていました。
それぞれの正解を作り上げる過程で、視野に入れざるをえないことがあるのかもしれません。皆さんは、ご自身の正解を磨き上げる際の試金石は見つけられたでしょうか。ファシリテーター本間)

◆冨山和彦氏の「日本はローカル経済で甦る」の感想
https://keiomccxing.com/dis_room/detail/D9r5xm8xw
・G型の考え方が常識だと思っていたことに気付いた。L型の考え方は、実感としてはまだしっくりきていない。
・人口減少、人手不足が大きなチャンスと捉えると未来に勇気を持つことができる。

◆松山大耕氏の「禅とグローバリゼーション」の感想
https://keiomccxing.com/dis_room/detail/Dk4o5mokh
・宗教にはそこで長く生活して来た人の考え方や価値観が凝縮されている。世界の人々を理解する良い手段なのかもしれない。
・声に張りがあり脳の襞に入り込むような心地よい声。

◆千住博氏の「美とは何か」の感想
https://keiomccxing.com/dis_room/detail/Dx3oodcs5
・「美」とは生きる理想であり、それは「生命の本能」である。
・広重の描く「静」の世界と足元で起きているドラマを描く「動」の北斎との違い。

◆7/13(水)発見のディスカッション
・松山さんの「良いものは良いと直感で見ぬくこと」は千住さんの「足元の美」と通ずる。
・もっとLの世界での真の「イノベーション」に事例が地方発信でうまく拡散(紹介)されるといい。

◆7/20(水)創発のディスカッション
・鎖国していた江戸時代の浮世絵がヨーロッパの絵画に影響を与えたという事実。
・ポケモンGO。「室内にこもる」イメージのゲームを「外」に出させる発想とVRを絡ませたイノベーション。

◆リフレクション
クロシングのディスカッションは、参加者各自が気づきを重ね、考え、自分の答えを創りだす場です。ご自身が参加や視聴をした範囲で、皆さんのリフレクションを綴っていただければと思います。(引き続きリフレクションコメントは書き込んでいただけます。

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