夕学クロシング

攻めと守りのクロシング(2016年8月)

目に見えない敵と向き合わねばならないという点で「競争」と「創造」は似ています。果敢に攻めまくるのか、ガードを固めて守るのか。トップコンサルタントだった内田和成教授と数々のメガヒット作を生んできた川村元気氏のクロシングから仕事の方法論を見つけましょう。

Description

戦いの5W1H、そして発する自分

8月は、リオデジャネイロオリンピックの戦いの場から毎日伝わってくる様々な”攻め”と”守り”のドラマも並走する中でのディスカッションを行いました。
競争環境が劇的に変化する現代。既存プレーヤーは新タイプの競争相手からどう身を守ればよいのか。そして、新進のプレイヤーは、誰も踏み入れていない領域にどう挑むのか。印象に残ったコメントをいくつか紹介引用します。

◆内田和成氏の「既存事業の防衛戦略 新たな挑戦者にどう対応すべきか」の感想
・マルセル・プルーストの「本当の発見の旅とは、新しい土地を探すことではなく、新しい目で見ること」
・4類型のシンプルな整理で俯瞰して理解できた。反転して、この4類型とは異なる軸で事業展開しないと容易に防衛されてしまうリスクも感じる。

◆川村元気氏の「企画における”発見”と”発明”」の感想
・「100人の中で99人の側になるのか?1人の側になるのか?」なるほどと思いました。
・経験というものがすべての思考を停止させてはいないかと不安になる。
・「本編」の講演もさることながら「番外編」のQ/Aに「気づき」がある。

◆8/10(水)発見のディスカッション
・内田さんは外(客)から見つけ、川村さんは自分の中で気付いたものからスタートするような気がした。
・「ものの見方」と「ストーリーテリング」。好奇心・感受性と、企画力・説得力・実行力が必須。

◆8/17(水)創発のディスカッション
・新技=発見は高得点のカギにはなるが、それだけでは勝てない。発明=Eスコアが組み合わさってはじめて金メダルにつながる。(オリンピック体操競技とクロシング)
・「攻撃は最大の防御である。」個の力が団体戦で協力することで想像以上の力を発揮する。(オリンピック卓球とクロシング)
・メダルより、選手の歩み、対戦相手への敬意、内的世界の成長に美しさを感じた。川村さんなら勝ち負けを超えたドラマを作りそうだ。

◆リフレクション
クロシングのディスカッションは、参加者各自が気づきを重ね、考え、自分の答えを創りだす場です。ご自身が参加や視聴をした範囲で、皆さんのリフレクションを綴っていただければと思います。リフレクションコメントは引き続き書き込んでいただけます。
https://keiomccxing.com/dis_room/detail/Dwyvtsudd
(ファシリテーター本間)

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