夕学クロシング

「遠い明日」と「近い未来」のクロシング

人手不足は人口減少社会の到来を我々に突きつける。意外にもロボットと生活する日は明日かもしれない。アンドロイド研究で世界を牽引する石黒氏、人口減少社会を経済学から解く吉川氏、AI・デジタル化を注視すべきと言う一條氏の講演からこれからを考えます。

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私たちの身近なイノベーションとこれからの社会

人口減少社会による深刻な人手不足、ロボットとの共存社会の到来など、遠い明日と思われてきたことが、手の届く未来になっています。刻々と変化する社会の中で私たちは次の一歩をいかに踏み出すべきか、石黒氏、吉川氏、一條氏の講演を通じて考えました。

◆感想と発見より
石黒氏の講演に対しては、「ロボット研究は「人間を理解しなければならない」という考えが目から鱗」「人のあり方が揺らいだ講演」「人間は、何か足りないものを埋めていく力、「穴埋め能力」があるのかも」と。吉川氏の講演に対しては、「日本経済の現状を明確に分析され、イノベーションの重要性に帰結するお話に納得」「煮詰まっている様に見える社会でも…世の中まだまだ工夫、考え方次第」「需要の質的変化によりイノベーションの機会が増しているのかも」と。一條氏の講演に対しては「イノベーションでは、どれだけ周りに共感・共鳴を与えられてリーダーシップを発揮できるかが大事」「My favorite Xing」と、3講演に対しては、「発想を変えることで非常にpositiveに考えている」「高齢化&災害大国日本で世界をリードするイノベーションを起こしたい」いったコメントをお寄せいただきました。

◆創発のディスカッションとリフレクションより
1回目の議論を受けて、創発では「私の身近なプチ・イノベーション」をテーマに事例を寄せ合いつつ、イノベーションについて深掘りして考えました。皆さんからは身近な事例として「MOOC/タスカジ/ワンコインランチ会/クロスカンパニー」などの情報を寄せていただきながら、イノベーション実現のカギとしては「どうでもいいことにこだわる姿勢」や「従業員のダイバーシティ」「我が儘を許す文化」「とりあえずやっちゃう野良犬文化」といった意見をいただき、工夫・考え方次第で明るい未来が拓けることを感じた嬉しい7月のディスカッションでした。(ファシリテーター鈴木)

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